ウラモオモテモ

インストラクターやって12年。運動は大人になってヨガから始めて、空中芸のパフォーマーにまでなりました。インストラクターでもそうでなくても、ヨガをするたくさんの人に、知って欲しい事があります。

エアリアルヨガ養成講座の選び方【ウラ】

こんにちは。今日は前回の続き【ウラ】です。

 

ヨガの世界には何故か「否定をしてはいけない」「マイナス発言をしてはいけない」という暗黙のルールのようなものが存在します。

(元は仏教の否定も肯定もしないという考えかたから来ているものと思います)

もちろん闇雲に否定するのは、良くないでしょうし、自分で自分の脳に制限をかけることになもなります。なので無駄な否定はしないに越したことは無いのでしょうが、ヨガの世界の場合はそれがなんだかどこかがおかしいのです。全てを受け入れなければいけない、全てを否定してはいけない、となっているように私は感じます。(私は否定し過ぎてよく失敗します…それもまた真逆ですが良くないですね…)

 

例えばアサナを教える時にも『それは間違いです』とは言わないのです。『こっちの方がもっと良いよ』と言うのですって。

でもこっちの方がもっと良いよってことは、それも間違いでは無いということなのでしょうか?

何か目的があることに対しては、正しいか否かという判断が無ければそこに辿り着かないように思うのですが。

 

なので、本当のことを語る人は少ないです。

本当のことを言うということが、誰かを否定することになってしまうから。

 

明らかに間違ったことをする人が居ても、誰もその指摘をしません。

指摘をしないのは、もしかしたら自分が攻撃されない為?自分を守る為?に他者に対して寛容なフリをしているだけなのかも知れません。

 

でもその寛容なフリは、結局のところ無関心と防衛(自分の為)なんだろうと思います。

 

 

なるべく私の暗黒面が出ないようには書き進めたいと思いますが、今回は【ウラ】です(笑)

 

 

メディアでエアリアルヨガというものが取り上げられて、流行りだして3年くらいでしょうか。ここ2年でインストラクター養成講座もとても増えました。

 

全ての人がそうと思いたくは無いですが、中にはエアリアルヨガを初めて数ヶ月(なんと最短4日です!)でインストラクターになり、数ヶ月で養成講座の講師をやる、という人も少なくありません。

(エアリアルヨガ以外のヨガインストラクター養成講座にも多々問題はあるのですが、それはまた今度)

 

インストラクターと養成講座の講師にはかなりの違いがある、と私は思っています。

1回のレッスンを提供することより、レッスンを提供できる人間を育てることの責任はとてつもなく重いです。ひとつの間違えがそこからねずみ算的に広がっていきますからね。

 

10を知る人が1を教えるのと、100を知る人が1を教えることには、全く別の物だと言っていいほどの差があるのです。

 

今は資格講座にお金を出せば誰でもインストラクターになれてしまうのだけど、養成講座の講師にはきちんとしたヨガ指導の経験や、実力があって欲しいと願っていました。

 

 

残念ながら…

 

実際はそうではないなーと感じ、このblogを始めるに至った訳です。

 

私の本心は、そんな短期間で講座をしたり、インストラクターをする人がいるということを否定しているのだと思います。

その先の、たくさんの生徒のことを考えると、そんな講座があることが本当に残念で仕方ありません。

 

 

 私自身は長くヨガのインストラクターをしているのですが、以前勤めていたスタジオでエアリアルヨガを始める、またそれを担当するインストラクターを募集するとの事で、その講座に参加したのがエアリアルヨガのインストラクターを始めたきっかけです。

その後は【オモテ】でも書いたように、パフォーマンスを始め、プロとして舞台に立たせていただき、本当に書ききれないほどたくさんの勉強をさせていただきました。(ものすごくたくさん練習もしました)

 

その経験があって、自分が講座をやろうという考えに至りました。

 

どういう順番にしたらわかりやすいだろうか、これが出来るようになる為には何を知らなくてはならないだろうか、どんな練習が必要だろうか、本当に色々な事を考えテキストを作りました。

テキストというのはその先生の頭の中の筋書きや補足、いろんな物を足して、初めて意味があります。

たった数日の講座で教えられることは、自分の何年もの経験で培って来たことのほんの少ししかありません。

 

けれども、テキストがあれば教えられると思う人も実際にいます。

自分が受けた養成講座のテキストを真似て作って教える、そんなことも可能なのです。

 

エアリアルも、ヨガも、どちらにも練習が必要なんです。

人に教えるという事は、自分が経験してきて、自分の一部になったことを伝えていくことなのだと思っています。

講座を受けて、そのまま同じことを言ったとしても、授業は成り立たないし伝わらないのです。

 

そんな講座に人は集まらないでしょ?と思いますよね。

 

そんなことはありません。

先の記事で書いたように、養成講座を受ける人が、きちんと講師のことを調べずに講座を受ける、内容よりも時間や金額といった自己都合を優先順位の上位に持ってくると、そういうことが成り立つのです。

エアリアルヨガ自体がまだ少ないこともあり、受講者側の知識経験不足から、講師の能力に対して判断がつかないということも多いのでしょう。

 

そもそも何の為に講座を受けるのでしょうか。

それを今一度考えて欲しいと思います。

その資格証が、大切な生徒の為になるのか。

目先の仕事を貰う為だけになっていないかどうか。

 

今はどんな先生もスタジオもSNSで配信をしています。

調べようと思えば調べられます。

 

写真や動画をたくさん見比べてください。

見る目を養ってください。

本当に習いたいと思う先生を探してください。

講座主催者に問い合わせて講師の経歴を聞いてみてもいいと思います。

 

きちんとした学びを求めるのは教える側の責任であり、全て、講座修了後のあなたの生徒になる人たちの為です。

 

 

長い文章をお読みくださり、ありがとうございます。